シソーラスの専門用語

制限語彙、シソーラスの専門用語の一つに「使用(U:Use)」があります。伝統的なシソーラスでは、インデクサーとユーザーを対象としたツールとして、「変形語Use優先語」の構文を採用しています。まだあります。「優先関係(UF:Used For)」です。これは「優先語UF変形語」の相互関係を示すもので、優先語に対する変化形の全リストを表示するために使用されます。最後に「スコープノート(SN: Scope Note)」です。

本来は、優先語を定義する種類のものではなく、できる限り言葉のあいまいさを除外して限定した意味を伝えることを目的として用いられるものです。以上ですが、優先語が語義の世界の中心に存在していますが、優先語として表示されていた言葉でも、他では広義語、狭義語、関連または変形語として表示されることもあるかもしれません。シソーラスの設計に「正しい」方法はありません。調査で情報を得た専門的な判断、と言う要素が常に存在しているはずだからです。